愛媛道後温泉の老舗旅館「大和屋 本店」に泊まってきた!その魅力とは

日本最古の温泉地と言われる、愛媛県の松山にある道後温泉

なんとその温泉の歴史は3000年以上前(!)から続いているとされ、あの聖徳太子も病気の治療のために温泉に浸かりに訪れたという伝説まであります。

他にも、正岡子規や夏目漱石などその温泉を愛した有名人は数多く、今も毎年数多くの旅行客が訪れる国内でも屈指の人気の温泉地になっています。

その温泉街「道後」の地の中心部で、昔から営業を続けている老舗旅館「大和屋 本店」に泊まってきました。

写真と共に、実際に体験してきたその魅力をご紹介します。

好立地に立つ老舗旅館

大和屋 外観

大和屋本店は、道後温泉の街のシンボルでもある道後温泉本館から徒歩1分の場所にあります。

道後温泉の街の中心地に場所をかまえており、ここから街のどこへでもアクセス良く行けるのでとても便利な限りです。

大和屋 外観

到着すると丁寧な対応で、迎え入れてもらえました。

なんと、この大和屋の創業は慶応四年!明治元年で1868年だそうです。

それほど長くやってこれているのはひとえに、しっかりと訪れたお客様に満足のいくサービスを提供できているからでしょう。

創業は古いですが、館内はしっかりとメンテナンスされておりとても綺麗です。

雰囲気も古すぎず新しすぎず温泉街に沿ったもので、あちらこちらに置かれた調度品も、とてもその空気感に馴染んで並べられています。

今回は最上階の10階に、大人3名で宿泊しました。

大和屋 客室

十分な広さと、とても清潔感のある和室部屋

浴衣

温泉旅館に欠かせないものといえば浴衣。

しっかりと足袋も用意されており、これで外に出ても足元は寒くありません。

また、大和屋 本館には旅館内に能の舞台が備え付けられています。

能の舞台を観覧する事ができるのですが、今回泊まった際は舞台に上がって自分が体験する事もできる体験講座の案内が部屋に置かれていました。

能の体験講座の案内

能の体験などなかなかできる事ではないので、これはとても面白いですね。

道後の街を歩く

では、まだ明るいうちに道後の街に繰り出してみましょう。

まずは、すぐ隣にある道後温泉本館

道後温泉本館

あのジブリ映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモチーフにもなったとも言われる、歴史が詰まったその外観は独特の雰囲気を放っています。

道後温泉本館

こちらは正面玄関です。道後温泉の象徴とも言えるその作りはとても格調があります。

道後温泉本館

道後温泉本館ですが、やはりその人気は非常に高く、夕方や夜はとても混みます。

自分が見に行った時は、50メートル以上も入場口に行列ができていました。

なので、入浴にオススメなのが、朝の時間を狙って行く事です。

道後温泉本館は朝の6時からやっているので、朝早くに行けば人も少なくゆっくりと温泉を味わえます。

道後温泉アーケード

道後温泉はとてもコンパクトに街自体がまとまっています。

だいたいの見所は徒歩で行けてしまうほどなので、とても見て回りやすい温泉街と言えます。

明治、大正気分に浸りたいなら人力車に乗ってみてもいいですね。

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉

こちらは道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)

飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋をコンセプトとした建物です。

こちらも本館から歩いて来る事が出来ますので、浴衣に着替えて湯めぐり気分を味わってみましょう。

足湯

歩き疲れたら足湯に入って、休憩する事もできます。

道後の街はあちこちに足湯スポットがありますので、探してみましょう。

からくり時計

道後温泉が舞台になった事でも有名な、夏目漱石の著作 「坊ちゃん」。

その坊ちゃんの世界観をモチーフにしたこんなからくり時計も街中に。明治大正ロマンな温泉街の世界観を、より引き立ててくれます。

大和屋の温泉に浸かる

街の散策で少し体力を使ったので、大和屋に戻り温泉に浸かってみることにしました。

お風呂まで行ってみましょう

大和屋 脱衣所

手ぬぐい、バスタオルから、歯ブラシ、カミソリとアメニティは全て用意されており、手ぶらでお風呂まで来て大丈夫なのが嬉しいところ。

大和屋 洗面所

中の浴槽は御影石でできたとても広いもので、開放的な気分でお風呂に入れます。

お湯の温度も熱すぎず、少しだけぬるめでゆっくりと浸かる事ができました。

大和屋 露天風呂

木で作られた露天風呂も併設されています。

しっかりと屋根がかかっているので、木の葉や雨などが落ちてくる事もなく清潔感があり、こちらもゆっくりと浸かる事ができました。

お風呂上がりにちょうど時間だったので、能を見にいって見る事に。

大和屋 能舞台

個人的にも能の観覧は初めてだったので、とても興味深かったです。

能

なかなか見る機会もないので、貴重な体験でした。

海外の方など連れて行っても喜ばれるのではないでしょうか。

懐石料理に思わず舌鼓

お風呂も上がり、時間はちょうど夕食の時間。

時間どおりに行くとしっかりと用意がされていました。

大和屋 料理

大和屋では、部屋ではなく専用の別室で食べるスタイルです。

懐石料理で次々に出てくるため、テンポよく出すにはこちらのほうが都合がいいのでしょう。

その料理の出てくるテンポも早すぎず遅すぎず、とてもちょうど良いものでした。

大和屋 料理メニュー

穴子とウニの和え物からはじまり、しっかりとボリュームのあるお刺身や、お吸い物、小さな鉄板で焼く和牛ロース肉に、フグの唐揚げ、鍋、そしてデザートには愛媛県の名産であるみかんの高級ブランド紅マドンナまで。

正直あまり期待はしていなかったのですが、出てくる料理はどれも上品ですがしっかりとした味付けになっており、1品の量も十分で物足りないという事もなく、お腹がいっぱいになるまでしっかりと食べ応えがありました。

お酒も飲み気持ちよくなったところで、部屋に帰るとふかふかの布団が用意されておりぐっすりと眠る事ができました。

大和屋本店に泊まってみて

大和屋のチェックアウトは12時までOKです。

お客様がゆっくりと帰り支度の準備ができるように、という旅館の方針だそうで、こちらにとってもこういった配慮は嬉しいかぎり。

と、言うわけで翌朝は帰る前に最後にまた温泉に入ってしまいました。笑

さっぱりとしたところで、フロントまで行きチェックアウトを済ませると

5つ星

フロントには5つ星の証が。

実際に泊まってみての感想ですが、道後の街も含め全体の雰囲気がとてもよかったと感じました。

温泉街というと場末感というか、ちょっと歓楽街の夜感のような雰囲気の匂う場所もありますが

大和屋はとても清潔感があり、気持ちよく滞在する事ができました。

大和屋の温泉で一緒になった、香川から来ている男性の方とお話しさせてもらったところ、毎年のお正月は大和屋に泊まりに来ているとのこと。

帰る時にはその気持ちも納得してしまう、老舗にしか出せない味のある温泉旅館でした。