キャンプとグランピングの11の違い。アウトドアのプロが教えます

今日本のアウトドア界で大注目の「グランピング」。しかし、流行ってきたと言えど、まだまだ知られていないのも事実です。あなたは、キャンピングとグランピングの違いを知っていますか?

グランピングをよく知る本場アメリカ人が、その違いを11項目に分け、面白さも交えて教えてくれました。ぜひチェックしてグランピングの理解を深めてくださいね!

もくじ

1:何に泊まるか?

まず何に泊まるか「宿泊施設の違い」が挙げられます。
キャンピングは自分が持参したテントに泊まります。

そして自分でテントを組み立てなくてはなりません。シンプルに自然を楽しむために公共の施設から離れた場所にキャンピングサイトがある事が多いです。

グランピングは、既に設置されてあるテントに泊まります。テントの他に、ヤートと言われるモンゴルの移住式住居やアメリカンインディアンのティピーと言われる移動式住居、ロッジタイプなど建物の形は様々です。

自然の中にありながらも、テントの中には電機や冷蔵庫などが備わっています。また、歩ける距離にレストランや共同エリアがあるのも特徴です。

2:どこで寝るか?

どこでどのように寝るか「睡眠場所の違い」を見ていきましょう。
キャンピングは自分が張ったテントの狭い室内で、寝袋に入りながら寝ます

もちろんテントは直に土の上に置いてあるので、寝心地を良くしたい場合はエアーマットなどを敷かなくてはなりません。

グランピングはクイーンサイズやキングサイズの広いベッドで寝ます。ベッドには綺麗でこだわりの素材を使ったシーツを使用しています。

また、天窓があることが多く、ベッドの上の快適な環境で寝ながら満点の星空を眺めて眠ることができます。

3:トイレはどこか?

食べたり飲んだりすると人間なら用を足したくなりますね。「トイレの場所の違い」もキャンピングとグランピングでは異なります。

キャンピングは森の中!自分のお気に入りの木陰や草むらを見つけて自然の中で用を足します

まさにアウトドアの醍醐味・自然に返る…そんな体験をすることができますね。トイレの後は、手を洗う水とタオルを各自しっかり用意しておいてくださいね。

グランピングはそんなことを心配する必要はありません。テント内のプライベートトイレを使うことができます

洗面所やタオル、石鹸などのアメニティもついているところがほとんどなので、自分で色々用意する必要がありません。

4:どのように料理をするか?

どこでどのように料理をするか「料理方法の違い」も挙げられます。
キャンピングは、まず木を集めることから始まります。

そして自分たちで集めた木で火おこししその火を使って料理します。最新テクノロジーを使わずに、自然の恵みを利用して何事も自分たちでやり遂げる。

これぞキャンプの醍醐味なのではないでしょうか?残り火で身体を温めながら火を囲んで談笑するのも楽しいですね。

グランピングは、テント内のキッチンで料理をします。もしくは共同のダイニングエリアがあるので自分たちでは料理をしません。

おかかえのシェフがいるグランピングスポットも多くインテリアにもこだわりがあるのでまるで高級レストランに行ったような気分になります。

5:どうやってお風呂に入るか?

昼間大自然を楽しんだら体は汗や泥で汚れてしまいます。さてどこで身体をあらうのでしょう?「お風呂の違い」を見ていきます。

ほとんどのキャンピングサイトはシャワーがありません。自分たちで水やお湯を用意して考えて体を洗ってください。

現代ではキャンプシャワー用に色々な道具が開発されています。水が入ったタンクにホースをつけて使用できるポータブルシャワーや、木にソーラーシステムがついた袋を吊るして温まったところで温水シャワーとして使用できるソーラーシャワーなど色々なグッズがあるので利用してくださいね。蚊などの虫には十分お気をつけください。

グランピングは、テント内にシャワールームがついていることがほとんどです。ついていない場所でも共同でシャワールームやバスルームが設置されており、内装にこだわりがあります

シャワールームはテント内だけでなく外にもついていることが多く、自然の空気を肌に感じながらの入浴が可能です。デッキにはジャクジーやバスタブ付きのグランピング施設も多いので、心地よく入浴を楽しむことができます。

6:どうやってコーヒーをつくるか?

朝食時や夕方ほっと一息つく時に飲みたいコーヒー。「コーヒーの作り方」まで違いがあるんです。

キャンピングはもちろんキャンプファイヤーの火を使ってお湯を沸かしインスタントコーヒーでつくります。火力に気を付けてやけどしないようにしてくださいね。

こだわりのコーヒーを飲みたいあなたは手挽きのコーヒーミルを持って行ったりペーパーフィルターを持って抽出すると良いでしょう。いずれにしても用意が必要です。

グランピングは、コーヒーの粉をコーヒーマシーンに入れ香り高いコーヒーを朝の澄み切った空気の中楽しむことができます。もし、コーヒーマシーンがなくても、コンロやケトルでお湯を沸かすことができるので安心してください。

また、共同エリアでコーヒーのサービスを行っているグランピングスポットも多いです。

7:どのように部屋の温度調節をするか?

春や秋は良いですが、夏の熱さ、冬の寒さはどのようにしのいでくのでしょうか?「部屋の温度調節の違い」を比べてみましょう。

キャンピングは、テント内の温度調整を行うのがかなり難しいです。暑い日はテントの入口を開けたり薄い寝袋を使ってください。ハンディ扇風機を持って行くのも良いでしょう。

ちゃんと対策をしないとただただ暑く熱中症になる恐れもあるので気をつけて下さい。冬は暖かい寝袋や恰好をしてください。

今は保湿性に大変優れたグローブや帽子、ネックウォーマーなど色々防寒グッズがあるので利用するとよいでしょう。また充電式カイロやヒーターもあるので併用して使ってくださいね。

火の取り扱いに気をつけながら自然の炎の温かさで暖をとるのもおすすめです。
グランピングは、テント内の温度調整を簡単に行うことができます

多くはテントにエアコンが付いています。冬は薪暖炉を使えるテントも多いので、自然の雰囲気を楽しみながら安心安全に暖をとることができます。

8:荷物はどこに保管しておくか?

自分たちの荷物はどこに置いておけばよいのでしょうか?「荷物の保管場所の違い」をチェックしましょう。

キャンピングはテントに鍵がないので、車の中、もしくは木などの高い場所につるしておくのが一番良いです

テントにダイヤル式のカギをかけておくことも可能ですが、テントはカッターナイフで切ってしまえば中に侵入できるので100%安全ではありません。

楽しいキャンプを楽しむためにも「盗むなんて人はいない」と考えずに細心の注意を払いましょう。いちいち車にしまうのは面倒くさいですが、安全を考えると車の中が一番良いです。

グランピングは自分たちのテント内に置いておけば問題ありません。食料品は冷蔵庫の中に置いておけば腐りませんし、洋服はしわが付かないようにクローゼットの中に置いておくことだって可能です。

グランピングサイトは入れる人が限られているので簡単に変な人は侵入できませんが、外出時は入口にしっかりカギを閉めておいてくださいね。

9:どんなディナーを食べるか?

旅の醍醐味である食事はどうでしょうか?キャンピングとグランピングには「食事の違い」もあります。

キャンピングはシンプルな料理になることが多いですね。キャンプファイヤーの火を使うので、ウィンナーやお肉、野菜、串に刺した魚を塩やスパイスで味付けしてそのまま焼いたりすることが多いでしょう。

シンプル・イズ・ザ・ベスト!そんな言葉が似あうのがキャンピングの料理ですね。

グランピングは色々な調理器具と調理スペースがあるので時間をかけてこだわりの料理を作ることができます。

またダイニングエリアでは高級レストラン並みの料理を提供してくれる場所も多いので、豪華な料理を大自然の中でいただくことだってできます。

10:お水はどのように調達するか?

滞在に必要なお水はどのように調達するのでしょうか?「水の入手方法の違い」を解剖していきます。

キャンピングは、自分で持参するか川の水をとって煮沸濾過して飲むしかありません。

キャンプサイトには水道の蛇口がある水場エリアもありますが、大抵テントを張っている場所から遠いことが多いです。

移動は重くて大変ですがウォータータンクを持参して保管しておくと大変便利です。川の水は一見綺麗に見えますが、上流に動物の死骸が沈んでいたり目に見えない泥などの汚れが多かったりと人体に有害な成分が含まれていることがあります。

今では小型の携帯洗浄機もあるので自然の水を飲む時は必ず洗浄してから使うようにしましょう。
グランピングは、テント内に水道が通っているので蛇口をひねれば水が出てきます

いつでも綺麗な水を使えることができるので、安心してください。飲料水からシャワーまで何の心配もありませんよ。

11:隣にいるのは???

キャンピングとグランピングには「お隣さんの違い」まであるんです。
キャンピングはまさに動物!手つかずの自然環境で宿泊するからこそ動物に会う確率はとても高いです。

グランピングはですね。同じグランピングエリアには豪華にキャンプを楽しむ宿泊客がおり、夕食の時間はダイニングエリアなどで人に会うことも多いので、何日も一緒に過ごせば家族のような雰囲気に浸ることができます。

いかがでしたか?
キャンピングとグランピングの違いを理解することができたでしょうか?
どちらが良いかはあなたの好み次第!両方とも自然を楽しむ上で魅力的な要素がたくさんあります。

大自然の中の宿泊をぜひ色々なスタイルで楽しんでみてくださいね!