東京湾最大の無人島「猿島」でキャンプやレジャーを楽しめる!
日本は島国で活火山が多く、領海内には島が沢山あります。
そんな島国日本の東京湾に浮かぶ唯一の無人島「猿島」をご存知ですか?
横須賀から船に乗って30分かからずに着く島で、なんと無人島なのにバーベキューや釣り、海水浴が楽しめる一大レジャー施設なのです。
今回はそんな猿島についてご紹介します。
もくじ
実は歴史のある猿島
出典 : https://www.cocoyoko.net/spot/sarushima.html
猿島はただの無人島ではありません。
東京湾に浮かぶ島ですが、なんと縄文時代、弥生時代の土器や人骨が出土するなど太古の昔から人々の生活を支えていた島なのです。
幕末には首都防衛の要として砲台などの設備を備えた台場として活躍します。
あのフジテレビがある有名なお台場の名前の由来も同じように砲台を置く台場だったからなのです。
そんな防衛拠点だった猿島は明治に入ると太平洋戦争、第二次世界大戦の影響で陸・海軍の東京湾要塞として強化されて行きます。
実戦で使われたことはなく、島の石壁を掘ってレンガを組み上げた要塞の跡は今でも残り、観光として訪れる人もいます。
そんな隠れた歴史のある猿島では海水浴、バーベキュー、釣り、散策などのレジャーを楽しめるテーマパークとなりました。
ではなぜテーマパークになったのか詳しく見ていきます。
なぜ猿島はレジャーを楽しめる島になったのか
出典 : https://ja.wikipedia.org/wiki/…
今まで軍が管理していた島なのにどうしてレジャーを楽しめる島へとなったのか不思議に思いますよね。
理由はとても分かりやすく、第二次世界大戦後に1961年までアメリカの所有物として扱われ、1957年に海水浴場が開かれました。
その後は1993年に渡航禁止となり立ち入りが出来なくなりましたが1995年に横須賀市が大蔵省から管理の委託を受け散策路を整備し、1996年に海水浴場を再開させました。
そして2003年に国から無償授与を受けて今の猿島公園として整備されたのです。
このように横須賀市が整備を続けてきたおかげで、レジャーを楽しめる無人島となったのです。
猿島は天空の城ラピュタの世界観に似ていたり歴史を感じられると年々観光客が増えています。
そのため猿島では管理のために入場料を取っており、大人で1,300円、小学生は650円となっています。
猿島で楽しむバーベキュー
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猿島にはバーベキューコンロ、ガスコンロ、炭などの物は持ち込みが厳禁ですが、バーベキューに必要な機材をすべてレンタルできます。
好きな食材だけ持ち込み、必要な機材をレンタルをすればあっという間にバーベキューを楽しめるのです。
使い終わったらなんと洗わずにそのまま返却してもOK!
豊かな自然と海を眺められる開放感に富んだバーベキューで盛り上がること間違いなし。
あまりに快適すぎて時間を忘れて楽しめちゃいます。
しかも釣りも楽しめるので釣り上げた魚をそのまま焼いて食べるというワイルドなこともできます。
釣りについてもこのあとご紹介します。
猿島でバーベキューを楽しむのに注意しなければならないことが一つだけあります。
このバーベキューレンタルは要予約で、当日いきなり借りようと思っても借りられないのです。
一か月前から予約が可能なのでバーベキューを楽しむ予定であればぜひ予約をしてから猿島を訪れてください。
猿島フィッシング
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猿島周辺は浅瀬が広がっていて、島全体で釣りを楽しめるのです。
岩場だけでなく砂地や海藻のあるポイントなど場所によって釣れる魚が違って来るのも猿島フィッシングの楽しみの一つ。
高級魚クロダイが釣れることもあるので、本格的な釣りを楽しみに来る人もいるほどです。
磯からの投げ釣りでも十分に楽しめるので、お子様と一緒にゆっくり釣りを楽しむ休日を過ごすのも楽しいかもしれませんね。
My釣りセットを持っていないという人でも猿島レンタルショップで釣り竿・しかけ・エサなど釣りに必要なものはすべてレンタルできます。
エサは青イソメですが、虫が苦手な方のために疑似餌も用意していますのでご安心ください。
青い海に釣り糸を垂らして魚が釣れるのを待つ時間をゆっくり楽しまれてみてはいかがでしょうか。
普段の喧騒を忘れて、非日常の雰囲気を思う存分満喫しましょう。
横須賀市を眺めながら海水浴!
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無人島のビーチで泳ぐなんて経験したことがある人は漂流経験のある人と猿島で遊びに来た人くらいではないでしょうか。
横須賀の街並みを眺めながら綺麗な砂浜を満喫できる猿島のビーチは7月中旬から8月末までの限定OPENです。
波も穏やかでしっかりとライフセーバーがいるので子供を安心して遊ばせておけます。
島なので迷子になってもすぐに見つかるのでお子様から目を離してしまっても大事に至ることはまずありません。
もちろん更衣室やシャワールームもあるので快適な海水浴を楽しめます。
有名な海水浴場は海の家がお高い価格でシャワーやロッカーを貸していますが、猿島ではシャワー1回600円ロッカー300円と海の家と比べるととてもリーズナブル!
大学のサークルで訪れても良し、家族を連れて子供と遊んでも良しのオールラウンドな海水浴場となっています。
先度ご紹介したバーベキューと併せて利用すればより楽しめること間違いなし!
泳ぎ疲れたら釣りをしてリラックスをしてみるのも楽しいですね。
島ならではの人が少ない海水浴場を楽しんでみてはいかがでしょうか。
要塞跡地を散策
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冒頭でも書いたように猿島はかつて要塞でした。
今でもその要塞は残されており、ビーチから5分も歩けば古めかしいレンガ造りの要塞が出迎えてくれます。
一時間もあれば一周できるほどの島なのでゆっくりと時代を感じる旅を楽しめます。
レンガ造りの建物を抜けると道が狭くなる切通しやレンガで造られた雰囲気のあるトンネルと続きます。
周りに生える緑色のコケとレンガが時間の流れを感じさせ、ジブリ映画千と千尋の神隠しのラストシーンのような不思議な雰囲気が感じられます。
少し道を歩くと開けた場所に出ます。
駐車場の円形機械のような跡地は砲台が設置されていた場所でかつては国を守るための設備。
しっかりと道や階段も整備されて歩きやすくなっていますので、猿島を訪れた際はぜひ島を一周してみてください。
自分の五感で感じられる雰囲気は格別の体験となります。
島を一周した後は売店の2階にある歴史資料を見てみましょう。
ここにはかつては軍の要塞だった記録や装備、武器が展示されています。
さっき見てきた要塞がどういったものなのかより理解が深まるので島の散策と併せて訪れて頂きたいスポットです。
今でも使われている発電所
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猿島には電気が通っておらず、猿島にある発電所に燃料を持っていき電気を発電しています。
この発電所は明治26年(1893年)から明治28年(1895年)に建てられたものをそのまま利用しています。
発電所内に立ち入ることはできませんが、外からでもその味のある佇まいを楽しむことができます。
自然の中にぽつりとある人工の建造物はレンガ造りの要塞とはまた一味違う雰囲気です。
散策のついでに発電所も探してみてください。
名称 | 猿島 |
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所在地 | 神奈川県横須賀市猿島(Google map) |
公式サイト | https://www.tryangle-web.com/sarushima.html |
東京湾の無人島「猿島」まとめ
いかがでしたか?
今回は東京湾最大の無人島猿島についてご紹介しました。
都内からのアクセスも良く、横須賀中央駅から約15分で船着き場へとたどり着けます。
船に乗って約15分の計30分で猿島へ到着するので、子供連れの方でも安心です。
猿島は国の史跡に指定されている場所なので歴史ある建造物も楽しめます。
今回ご紹介したようにバーベキューや海水浴、釣りまで楽しめるのでちょっとした冒険を猿島で楽しまれてみてはいかがでしょうか。